2026/01/29
大型扇風機のレンタルを行っている当社ですが、ここ数年、学童保育の現場からのご依頼が増えています。
教室にはエアコンがあります。でも廊下にはない。体育館にもない。そして子どもたちは「エアコンのある部屋」にじっとしていません。廊下を走り、体育館で遊び、汗だくになって戻ってくる。
そんな現場に、業務用の大型扇風機が置かれるようになりました。
なぜでしょう?
「判断から設置まで」が速くなった
背景のひとつに、学童保育の民間委託があります。
近年、自治体が直営していた学童を、民間企業やNPOに委託するケースが増えています。これは全国的な傾向です。
民間が運営すると何が変わるか。
端的に言えば、判断から実行までが速いんです。
自治体直営の場合、「廊下が暑いから扇風機を置きたい」と思っても、予算の承認、備品購入の手続き、入札……と、ステップが多い。来年度の予算に組み込めれば御の字、というケースも珍しくありません。
一方、民間運営であれば、現場の判断で「今年の夏に必要だから、今すぐ手配しよう」ができます。もちろん予算の制約はありますが、その範囲内での裁量が大きいんですね。
扇風機ひとつの話ではありますが、この「スピード感」は現場の質に直結します。
レンタルという選択肢
ここでもうひとつ、レンタルという選択肢が効いてきます。
業務用の大型扇風機を購入すると、1台あたり約1万円。それに、夏が終われば置き場所に困ります。来年も使うかわからない。
レンタルなら、夏休みの1ヶ月半だけ借りて、シーズンが終われば返却。保管場所も不要です。必要なときに、必要な台数だけ。
この柔軟性が、民間運営の「判断の速さ」と相性がいいんです。
「暑くなりそうだから、とりあえず2台借りてみよう」——その判断が、1週間後には現場に届いている。そんなスピード感で動ける環境が整ってきています。
子どもたちは「あ゛ーーー」と言う
届いた大型扇風機の前で、子どもたちは何をするか。
「あ゛ーーーーー」と声を出して、羽根で声を震わせます。
それはおそらく、彼らにとって最も正しい扇風機の使い方です(笑)結果として涼が取れていますし。
大型扇風機が学童に入る。それは、民間委託の柔軟性と、レンタルという仕組みが噛み合った結果でもあります。そして、その先にあるのは、子どもたちの「あ゛ーーー」という声。
扇風機は、制度と現場をつなぐ小さな接点なのかもしれません。
