涼しい僕たちは扇風機を使う

扇風機が生み出す風とカルチャーを探求しています。

扇風機に当たりっぱなしで寝ると・・・

time 2025/06/14

いや、けっこう信じている人は多いんじゃないかという話。

 
「扇風機をつけっぱなしで寝ると死ぬ」は都市伝説? 5000体以上を検死してきた法医学者が語る“風の当てすぎ”が招く怖すぎる結末
https://shueisha.online/articles/-/254174

 
この記事にあるように、暑い夏の夜、扇風機に当たりっぱなしで寝ることに不安を感じたことはありませんか?

「一晩中風に当たり続けて大丈夫なのか」「体に悪影響はないのか」

と心配になる方も多いでしょう。

扇風機をつけっぱなしで寝ても死なない

結論から言うと、扇風機に当たりっぱなしで寝ても死ぬことはありません。医学的な根拠がないらしいです。
上記の記事にもあるように都市伝説のようで、ちなみにこの伝説の出所は韓国のようです。

ですから過度な心配は不要です。

ただし、長時間扇風機の風に当たることで、以下のような不調が起こる可能性があります。

起こりうる軽微な問題

– 喉や鼻の乾燥
– 肌の乾燥
– 筋肉のこわばり(冷風が長時間同じ部位に当たる場合)
– 軽い脱水症状

体温調節のメカニズムを理解しよう

「風に当たり続けると体温が奪われて危険では?」という疑問もよく聞かれます。

確かに風が体に当たり続けることで、以下のメカニズムで体温が下がります。

– 汗の蒸発による気化熱で体温が下がる
– 風による対流で皮膚表面の熱が奪われる
– 長時間続くと体温の低下が起こる可能性

実際、エアコンをつけっぱなしにした場合と、扇風機を首振りなしの直風でつけっぱなしにした場合とでは、朝、体がだるく感じるのは扇風機のほうです。

しかし、扇風機程度の風で生命に危険が及ぶことは現実的ではありません。人間には優秀な体温調節機能があり、体が冷えすぎれば震えや血管収縮などで体温を保とうとします。また、寒さを感じれば自然に目が覚めるものです。

真夏、エアコンがないなら、むしろ扇風機をつけっぱなしにすべき

エアコンがない真夏の夜において、最も重要なのは熱中症の予防です。窓を開けて扇風機をつけっぱなしにすることは、扇風機を使わないよりもはるかに安全で推奨される方法です。

扇風機を使うメリット

熱中症リスクの大幅な軽減

真夏の夜間でも室温が30度を超えることは珍しくありません。風がない状況では体温調節が困難になり、熱中症になる可能性が高くなります。

効果的な体温調節

– 汗の蒸発を促進して体温調節を助ける
– 体感温度を2-3度下げる効果
– 空気の循環で室内の熱気を逃がす

生命に関わるリスクの回避

扇風機なしで真夏の夜を過ごすことは、室内に熱がこもり続け、最悪の場合生命に関わる事態を招く可能性があります。

扇風機による軽微な副作用への対策

扇風機を安全に使うための簡単な対策をご紹介します。

– 首振り機能を活用:同じ部位に風が当たり続けることを防ぐ
– 角度調整:直接体に風が当たらないよう調整する
– 加湿器の併用:乾燥を防ぐ
– タイマー機能の活用:必要に応じて運転時間を調整
– こまめな水分補給:脱水症状を防ぐ

 
 

真夏の夜、エアコンがない環境では扇風機をつけっぱなしにして寝ることは、つけないよりもはるかに安全です。扇風機による軽い乾燥や体の冷えなどの副作用は、熱中症のリスクと比べれば取るに足らない問題といえます。

適切な対策を取りながら扇風機を活用し、暑い夏の夜を安全に快適に過ごしましょう。健康と安全を最優先に考えれば、迷わず扇風機を使うことをおすすめします。